衣替えの収納前は、衣類を洗濯またはクリーニングし、完全に乾かしたうえで、収納場所のほこりや湿気を取り除くところまで掃除すれば十分です。家中を大掃除する必要はありません。特に、汗や皮脂が残った衣類、ほこりがたまった収納場所、湿気がこもる場所を優先します。
衣替えの収納前に掃除する範囲
最低限、次の3つを済ませれば、衣替えの収納準備としては基本的に完了です。
- しまう衣類の汚れを落とす
- 衣類を完全に乾かす
- 収納ケースやクローゼットの内側を掃除する
見た目に汚れがない衣類でも、着用中の汗や皮脂が残っていることがあります。そのまま長期間しまうと、においや黄ばみの原因になる場合があるため、次のシーズンまで着ない衣類は一度洗濯するのが基本です。
衣類は洗濯やクリーニングまで済ませる
家庭で洗える衣類は、洗濯表示を確認して洗います。洗濯できない衣類や、汚れ・しみが気になる衣類は、表示に従ってクリーニングを利用します。
特に洗ってから収納したいのは、次のような衣類です。
- 肌に直接触れた衣類
- 汗をかいた日に着た衣類
- 食べ物や飲み物をこぼした衣類
- 襟、袖、脇などに汚れが残りやすい衣類
- 一度でも着用した衣類
一度も着ていない衣類でも、収納場所から出してほこりが付いている場合は、表面のほこりを落としてからしまいます。洗濯できるか判断できない場合は、衣類の洗濯表示と素材を確認してください。
衣類は完全に乾いてから収納する
収納前は、衣類の表面だけでなく、厚手の部分や縫い目まで乾いていることを確認します。少しでも湿ったまま収納すると、収納内部に湿気がこもり、においやカビの原因になることがあります。
洗濯後は、風通しのよい場所でしっかり乾かします。厚手のニット、パーカー、布団などは乾いたように見えても内部に湿気が残りやすいため、時間を置いてから収納すると安心です。
クリーニングから戻った衣類は、ビニールカバーを外して、こもった湿気を逃がしてから収納します。カバーを付けたまま保管するかどうかは、衣類やクリーニング店の案内も確認してください。
収納ケースやクローゼットは内側まで掃除する
収納場所は、衣類をすべて出したタイミングで掃除します。床や棚だけでなく、収納ケースの底、引き出しの隅、クローゼットの壁際にもほこりがたまりやすいため、目立つ汚れを取り除きます。
- 収納ケースや棚から衣類をすべて出す
- ほこりを掃除機や乾いた布で取り除く
- 汚れがある部分を、固く絞った布で拭く
- 水分が残らないように乾拭きする
- 収納場所が乾いていることを確認して衣類を戻す
水拭きした場合は、収納ケースや棚が完全に乾いてから衣類を入れます。収納ケースを閉めたまま乾かしにくい場合は、ふたや引き出しを開けて風を通してください。
クローゼットや押し入れは床と隅を優先する
クローゼットや押し入れを掃除するときは、衣類が触れる可能性のある床、棚、壁際を優先します。すべての壁を細かく掃除するより、ほこりがたまりやすい隅や、湿気がこもりやすい場所を先に確認することが大切です。
ほこりを取るときは、上の棚から床へ進めると、落ちたほこりを最後にまとめて掃除できます。掃除後は、扉を開けた状態でしばらく換気し、内部に湿気が残っていないか確認します。
収納前に必ずしも必要ではない掃除
衣替えのたびに、収納場所の壁を洗剤で全面的に拭いたり、家中の床を大掃除したりする必要はありません。目立つ汚れやほこりがなく、収納場所が乾いているなら、衣類が入る範囲の掃除を優先すれば足ります。
ただし、カビのような汚れ、強いにおい、水漏れの跡がある場合は、単なる衣替えの掃除として済ませないほうがよいでしょう。原因を確認し、衣類を別の場所へ移すなど、収納場所の状態に応じて対応します。
防虫剤や除湿剤を使うときの注意点
防虫剤や除湿剤を使う場合は、商品の表示に従って使用します。防虫剤は衣類の上に置くタイプがある一方、除湿剤は置く場所や交換時期が異なるため、種類の違う製品を同じ感覚で使わないようにします。
収納前の掃除をしないまま防虫剤や除湿剤を入れても、衣類に付いた汚れや収納場所のほこりを取り除くことはできません。まず洗濯・乾燥・収納場所の掃除を済ませ、その後に必要な対策を加えます。
衣替えの収納前に行う掃除のチェックリスト
- 着用した衣類を洗濯またはクリーニングした
- しみや汚れが残っていないか確認した
- 衣類が完全に乾いている
- 収納ケースや棚のほこりを取った
- 水拭きした場所が乾いている
- クローゼットや押し入れの床・隅を確認した
- 収納場所に湿気や強いにおいが残っていない
- 防虫剤や除湿剤を使う場合は表示を確認した
衣替えの収納前の掃除は、「衣類の汚れを落とす」「完全に乾かす」「衣類が入る収納場所のほこりと湿気を取り除く」まで行えば十分です。掃除の範囲を広げすぎず、衣類と収納場所を清潔で乾いた状態にすることを優先しましょう。







