衣替えの収納量の目安は、大人1人あたり衣装ケース2〜4個分から考えると整理しやすいです。薄手の服が多い人は少なく、冬物のコートや厚手のニットが多い人は多くなります。
ただし、必要な量は服の枚数だけでなく、たたんで収納するか、ハンガーに掛けるか、布団や靴も同じ場所に入れるかで変わります。収納用品を先に買うのではなく、今持っている衣類を並べて量を測るのが確実です。
衣替えの収納量は衣装ケース2〜4個分がひとつの目安
一般的な大人1人分の季節外れの衣類なら、衣装ケースの容量として合計120〜240L程度を目安にできます。たとえば、約60Lの衣装ケースなら2〜4個分です。
| 服の量・種類 | 収納量の目安 | 向いている収納方法 |
|---|---|---|
| 少なめ、薄手の服が中心 | 約60〜120L | 衣装ケース1〜2個 |
| 標準的な量 | 約120〜240L | 衣装ケース2〜4個 |
| 多め、冬物や厚手の服が多い | 約240〜360L以上 | 衣装ケース4〜6個、または掛け収納との併用 |
この数字は、季節外れの衣類をたたんで収納する場合のおおよその計算例です。コート、ダウンジャケット、厚手のセーターなどはかさばるため、同じ枚数でも必要な容量が大きくなります。
服の種類ごとの収納量を見積もる方法
衣類を「たたむ服」「掛ける服」「かさばる服」に分けて考えると、必要な収納量を見積もりやすくなります。
たたんで収納する服
半袖シャツ、カットソー、薄手のパンツ、部屋着などは、たたんで衣装ケースに入れます。まず衣類を実際にたたみ、収納したいケースの中に並べて、何ケース分になるかを確認します。
仮に60Lのケースに、たたんだ薄手の服が20〜30枚入るとすると、60枚なら2〜3ケースが必要です。ただし、服のサイズやたたみ方によって変わるため、枚数だけで容量を確定しないでください。
ハンガーに掛ける服
ジャケット、シャツ、ワンピース、型崩れしやすい服は、無理にたたまずハンガーに掛けます。目安として、幅約1mのハンガーパイプには、薄手の服なら30〜40着程度、厚手の服なら20〜25着程度を掛けられます。
服同士を詰めすぎると、取り出しにくくなったり、しわが増えたりします。衣替え用に掛ける服が多い場合は、クローゼットの幅だけでなく、服と服の間に余裕があるかも確認しましょう。
コートやダウンジャケットなどの厚手の服
冬物のコートやダウンジャケットは、たたんでも大きな容量を使います。厚手の服は薄手のシャツと同じ「1着」として計算せず、別にまとめて収納場所を確保するのが安全です。
圧縮袋を使う場合は収納量を減らせますが、素材によっては型崩れやしわの原因になります。羽毛製品などは、洗濯表示やメーカーの保管方法を確認してから使ってください。
収納ケースの必要数を計算する手順
収納ケースの数は、衣類を分類してから「実際の衣類の体積」をケース容量で割ると求められます。
- 季節外れになる服だけを取り出し、トップス、ボトムス、厚手の服、掛ける服に分けます。
- たたんで収納する服を、普段と同じたたみ方でまとめます。
- まとめた服を仮の箱や空きスペースに入れ、幅・奥行き・高さを測ります。
- 測った体積に余裕を加え、ケースの容量と比べます。
- 厚手の服や、あとから追加する服のために、1割程度の空きを残します。
たとえば、たたんだ衣類が幅60cm、奥行き40cm、高さ50cmの範囲に収まった場合、体積は次のように計算できます。
60cm×40cm×50cm=120,000立方センチメートル=約120L
この場合、容量60Lのケースなら、単純計算で2個分です。ただし、ケースは上まで詰め込まず、出し入れのための余裕を残すため、実際には2個より少し多めに見積もると使いやすくなります。
収納場所別に見た衣替えの量の目安
| 収納場所 | 収納量の考え方 | 注意点 |
|---|---|---|
| 引き出し式衣装ケース | たたんだ服を種類ごとに分ける | 深すぎるケースは下の服が取り出しにくい |
| 押し入れ | ケースを積み重ねて収納する | 重いケースを高い位置に置かない |
| クローゼット | 掛ける服とケースを組み合わせる | ハンガーを詰めすぎない |
| ベッド下 | 薄型ケースに入る分だけ収納する | 湿気がこもりやすいため換気する |
収納ケースの容量だけでなく、ケースの外寸も重要です。同じ60Lでも、設置場所の幅や高さに合わなければ使えません。購入前に、収納場所の幅・奥行き・高さと、扉や引き出しを開けるためのスペースを測ってください。
衣替えで収納量を減らす判断基準
収納場所に入りきらない場合は、ケースを増やす前に、次の基準で衣類を分けると収納量を減らせます。
- この1年に着たか
- サイズが現在の体に合っているか
- 傷みや汚れがあっても着続けたいか
- 同じ用途の服が多すぎないか
- 修理やクリーニングをする予定が具体的にあるか
「いつか着るかもしれない」という理由だけで残す服が多い場合は、すぐに処分を決めず、保留箱を1つだけ用意する方法もあります。保留箱に入る量を決めておけば、収納全体が増え続けるのを防げます。
衣替えの収納量を決めるときの注意点
衣類を収納する前に、洗濯やクリーニングを済ませ、十分に乾かしてください。汗や汚れが残ったまま長期間収納すると、においやカビ、虫食いの原因になることがあります。
また、収納ケースを満杯にすると、服を取り出すときに別の服まで崩れやすくなります。目安量いっぱいではなく、ケースの8〜9割程度に収めると、出し入れしやすくなります。
最初に行うことは、季節外れの服をすべて集め、たたむ服と掛ける服に分けて、現在使っている収納ケースに何個分あるかを測ることです。大人1人なら2〜4ケース分を出発点にし、厚手の服の量と収納場所の寸法を加味して調整すると、必要な収納量を決めやすくなります。







