衣替えで収納する服は、汗や皮脂が付いている、汚れやシミがある、着用回数が多い場合に、収納前にクリーニングへ出すのが目安です。見た目がきれいでも、着用した服を汚れが残ったまま長期間しまうと、黄ばみやにおいの原因になることがあります。
ただし、すべての服をクリーニングに出す必要はありません。洗濯表示を確認し、自宅で洗える服は適切に洗って完全に乾かしてから収納します。
衣替え前にクリーニングへ出す服の目安
次のいずれかに当てはまる服は、収納前のクリーニングを検討しましょう。
- 汗をかいた日に着た服
- 肌に直接触れる時間が長かった服
- 何度も着用した服
- 襟、袖口、脇、裾に汚れがある服
- 食べ物、飲み物、化粧品などのシミがある服
- においが残っている服
- 自宅で洗えないコート、ジャケット、スーツ、ウール製品など
- 家庭洗濯すると型崩れや縮みが心配な服
特に汗や皮脂は、時間がたつと黄ばみや変色につながることがあります。シミや汚れがある服は、次のシーズンまで放置せず、汚れの場所を伝えて早めに相談するほうが判断しやすくなります。
服の状態別に見た判断方法
| 服の状態 | 目安 |
|---|---|
| 着用して汗をかいた | 洗濯またはクリーニングをしてから収納する |
| 短時間しか着ておらず、汚れやにおいがない | 衣類の種類と保管期間を考えて判断する |
| 目立つシミや食べこぼしがある | 収納前にクリーニングへ相談する |
| 自宅で洗える表示がある | 表示に従って洗い、完全に乾かして収納する |
| 自宅で洗えない、または型崩れが心配 | クリーニングを利用する |
| 革、毛皮、装飾品付きなど特殊な素材 | 素材に対応できる店舗へ相談する |
「一度でも着たら必ずクリーニング」という意味ではありません。短時間の着用で汚れがなくても、汗をかいた、肌に触れた、長期間保管する、といった条件がある場合は、洗濯やクリーニングをしておくと汚れを残しにくくなります。
自宅洗いでよい服とクリーニング向きの服
洗濯表示で家庭洗濯が可能なシャツや綿素材などは、表示に従って自宅で洗えば、必ずしもクリーニングに出す必要はありません。洗濯後は生乾きのまま収納せず、中心部までしっかり乾かします。
一方、次のような服は、無理に自宅で洗わずクリーニングを検討します。
- スーツや仕立てのあるジャケット
- ウールやカシミヤなど、縮みや型崩れが心配な服
- 家庭洗濯不可の表示がある服
- プリーツや立体的な装飾がある服
- 革、毛皮、合成皮革など、通常の洗濯方法に向かない服
洗濯表示で「ドライクリーニング可」となっていても、汗のような水分を含む汚れへの対応方法は衣類や店舗によって異なります。汗、食べこぼし、油汚れなど、何が付いたかを受付時に伝えてください。
クリーニングへ出すタイミング
クリーニングに出すなら、衣替えで収納する直前に、余裕を持って依頼するのが基本です。仕上がった服をすぐ袋のまま長期間保管せず、受け取った後に仕上がりとにおいを確認します。
- ポケットの中身を空にし、付属のベルトや取り外し可能な装飾品を確認する。
- シミ、におい、汚れた場所、着用中にこぼしたものを受付で伝える。
- 受け取った服の汚れ、破れ、ボタン、仕上がりを確認する。
- ビニールカバーを外し、風通しのよい場所で十分に乾かす。
- 完全に乾いたことを確認してから、通気性のあるカバーなどを使って収納する。
クリーニング店のビニールカバーは、持ち運び中のほこりよけには使えますが、長期保管用とは限りません。カバーを外すか、店舗の案内に従い、湿気がこもらない状態で収納してください。
収納前に確認したいチェック項目
- 汗や皮脂のにおいが残っていないか
- 襟、袖口、脇、ポケット周辺に汚れがないか
- 食べこぼしや化粧品などのシミがないか
- 洗濯やクリーニング後に完全に乾いているか
- ポケットにレシートや金属類を入れたままにしていないか
- 衣類カバーや収納ケースの中に湿気がこもっていないか
収納場所にしまう前に、晴れて乾燥した日に短時間風を通すのも方法です。ただし、長時間の直射日光は色あせの原因になることがあるため、衣類の素材や色に配慮してください。
判断に迷ったときの目安
汗をかいた、肌に触れた、汚れがある、自宅で洗えないのいずれかに当てはまるなら、収納前の洗濯またはクリーニングを優先します。反対に、未着用で汚れがなく、保管期間も短い服は、状態を確認したうえでそのまま収納できる場合があります。
最初に行うことは、服の洗濯表示と、襟・脇・袖口・ポケット周辺の状態を確認することです。汚れやにおいがある服はそのまましまわず、家庭洗濯ができるかを確認し、難しい場合は汚れの内容を伝えてクリーニング店に相談しましょう。







